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面会交流の第三者機関とは?支援内容・費用・利用方法を解説

ペア育児編集部|監修: 弁護士(家族法専門)8分

面会交流の第三者機関とは

面会交流の第三者機関とは、離婚後の面会交流を安全・円滑に実施するために、中立的な立場で支援を行う団体です。両親間の直接のやり取りが困難な場合に、専門スタッフが仲介役を務めます。

代表的な団体としては、FPIC(家庭問題情報センター)、びじっと、各地域の面会交流支援センターなどがあります。厚生労働省も面会交流支援事業を推進しており、自治体による無料・低額の支援も拡充されています。

第三者機関の3つの支援タイプ

面会交流支援には主に3つのタイプがあります。第一の「付添い型」は、面会交流の場にスタッフが同席し、安全を確保します。DV被害があった場合や、子どもが面会に不安を感じている場合に適しています。費用は1回あたり1万〜3万円程度です。

第二の「受渡し型」は、子どもの受け渡し時にのみスタッフが介入します。両親が顔を合わせる必要がなく、受け渡し場所(支援センターなど)で安全に引き継ぎが行えます。費用は1回5,000〜1万円程度です。

第三の「連絡調整型」は、面会交流の日程調整や連絡を第三者機関が仲介するタイプです。両親間の直接連絡を避けたい場合に有効で、月額3,000〜5,000円程度で利用できます。

第三者機関を利用すべきケースとは?

以下のようなケースでは、第三者機関の利用が強く推奨されます。DVや虐待の経歴がある場合(安全確保のため付添い型が必須)、両親間の葛藤が非常に高い場合、子どもが別居親に対して強い不安を感じている場合、長期間面会が途絶えていた場合の再開時です。

家庭裁判所の調停や審判で面会交流が定められた場合、第三者機関の利用が条件として付されることもあります。この場合、費用負担についても裁判所が指定することがあります。

一方、両親間のコミュニケーションが比較的円滑な場合は、第三者機関を介さずに直接やり取りする方が柔軟な対応が可能です。共同養育アプリなどのデジタルツールを活用すれば、記録を残しながら効率的にスケジュール管理ができます。

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主要な面会交流支援団体の一覧

FPIC(公益社団法人家庭問題情報センター)は、全国に支部を持つ最大規模の面会交流支援団体です。元家庭裁判所調査官が運営に関わっており、専門性の高い支援を提供しています。

びじっと(NPO法人)は、東京を拠点に活動する面会交流支援団体で、付添い型・受渡し型・連絡調整型の全てに対応しています。地方自治体の面会交流支援事業は、お住まいの市区町村の福祉窓口に問い合わせることで確認できます。

厚生労働省は「面会交流支援事業」として自治体への補助金を交付しており、無料または低額で利用できる支援が全国的に拡充されています。利用にあたっては事前の登録・面談が必要な場合が多いので、早めの相談をお勧めします。

まとめ|第三者機関とデジタルツールの使い分け

面会交流の第三者機関は、安全確保や高葛藤時の緩衝材として非常に重要な役割を果たします。ただし、費用や利用頻度に制限があるため、状況が安定してきたら段階的にデジタルツールへ移行していくのが現実的です。

ペア育児は、第三者機関の利用が不要になった段階での日常的な面会交流管理をサポートします。カレンダー機能でスケジュールを管理し、メッセージング機能で連絡を記録し、必要に応じてPDFエクスポートで証拠を保全できます。関連記事として面会交流を拒否された場合の対処法子どもが面会交流を嫌がるときの対応方法遠距離の場合の面会交流の工夫と実践例もご参照ください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言ではありません。個別の状況については弁護士等の専門家にご相談ください。

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