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養育費算定表の見方と計算方法【2026年最新版】

ペア育児編集部|監修: 弁護士(家族法専門)8分

養育費算定表とは?基本を理解しよう

養育費算定表は、離婚や親権分離の際に子どもの養育費を決定するために家庭裁判所が用いる参考資料です。2026年4月に共同親権制度が施行されることで、両親が共同で子どもを育てる環境が法制度として整備され、養育費の取り決めがより一層重要になります。この算定表は、両親の年収や子どもの人数・年齢に基づいて、標準的な養育費額を算出するためのツールです。

算定表は最高裁判所が公表しており、令和元年に改定されています。2026年現在、この基準が実務で広く使用されており、協議離婚や家庭裁判所での調停・審判において参考にされています。簡単な計算で公平な養育費額を導き出せるため、親子双方にとって透明性のある決定が可能になります。

算定表の見方:縦軸と横軸を読み解く

養育費算定表は表形式で構成されており、横軸に支払う側の親(義務者)の年収、縦軸に受け取る側の親(権利者)の年収が記載されています。該当する年収の交点を見つけることで、養育費の月額がおおよそ決まるという仕組みです。年収は給与所得者と自営業者で異なる計算方法があるため、事前に正確な額を把握することが重要です。

算定表は子どもの人数や年齢によって複数の種類があります。例えば『子1人(0~14才)』『子2人(長子15才以上、次子0~14才)』など細分化されており、各ケースに合わせた正確な計算が可能です。自分たちの状況に最適な表を選択することが、適切な養育費算定の第一歩となります。

給与所得者の場合:計算例で理解する

給与所得者の年収は『源泉徴収票』の支払金額をベースに計算します。例えば、支払う側の親の年収が600万円、受け取る側の親の年収が200万円、子どもが1人で10才の場合を考えてみましょう。この場合、算定表で該当する交点を確認すると、養育費は月額約10~12万円が目安となります。

ただし、年収には基本給だけでなくボーナスなども含まれます。正確な計算のため、直近2年分の源泉徴収票を用意することをお勧めします。また、失業や大幅な減収がある場合は、現在の経済状況を家庭裁判所に説明し、算定表の修正を申し立てることも可能です。

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自営業者の場合:確定申告書から年収を算出する

自営業者の年収は『確定申告書』の控除後の所得をベースに計算します。給与所得者と異なり、経費を差し引いた実質所得が対象となるため、通常の年収とは異なる額になることに注意が必要です。事業所得の金額を正確に把握するために、直近2年分の確定申告書と決算書を準備しておくと、養育費の協議がスムーズに進みます。

自営業者の収入は変動しやすいため、複数年の平均を参考にされることもあります。また、妥当性のある経費計上であっても、家庭裁判所の判断により調整されることがあります。不正な経費計上は避け、実際の経済状況を誠実に説明することが、信頼できる養育費決定につながります。

2026年共同親権制度下での養育費の考え方

2026年4月の共同親権法施行により、離婚後も両親が共同で子どもの親権を持つケースが増えます。この場合、養育費の取り決めはより協調的なアプローチが求められます。算定表はあくまで目安であり、両親の実際の養育分担や経済状況を反映した柔軟な調整が必要になる場合もあります。

共同親権では、面会交流や養育の実施状況が養育費に影響することもあります。例えば、子どもが両親の下で過ごす時間が均等に近い場合、標準的な算定表よりも異なる額が設定されることがあります。親同士が子どもの成長に責任を持ち、客観的データに基づいた協議が重要になるのです。

共同親権時代の養育費管理は「ペア育児」で効率化しよう

共同親権制度の下では、両親が協力して子どもを育てるため、養育費の取り決めや変更、面会交流の調整がより頻繁になる可能性があります。算定表を使って決定した養育費であっても、経済状況の変化や子どもの成長に伴い見直しが必要になることも想定されます。

このような複雑な養育の取り決めや意思決定の記録を一元管理できるプラットフォーム『ペア育児』が、共同親権に対応した支援ツールとして活躍します。ペア育児は養育費の協議記録、面会交流カレンダー、AIメッセージング機能などを提供し、両親間のコミュニケーションを円滑にします。養育費算定表での計算後の実務運用が必要になった場合、ぜひペア育児の導入を検討してください。透明性のある養育の記録が、子どもの利益を最大限に守ることにつながるのです。 この内容に関連して、法定養育費とは?月2万円の最低保障制度を解説自営業者の養育費計算|収入認定の注意点養育費の減額・増額が認められるケースと手続きもお読みいただくと、より理解が深まります。

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